廃車買取業者と中古車買取業者は一見、自動車を買取るという点では同じと思われがちです。しかし、その実態は大きく異なっています。
中古車買取業者は基本的に「中古車」として販売を行うため、車としての価値がなければ引き取り拒否されるケースもあるでしょう。一方、廃車買取業者は基本的に「パーツ」として販売します。そのため「車」としてよりも、つかえるパーツを取り出し、中古パーツとして再販を行うのです。そのため中古車買取や販売店のディーラーでは値がつかない場合（0円）でも、廃車買取業者なら高値（1～5万円以上）で買い取ってもらうことができるでしょう。
普通車の場合、廃車手続きはその車が登録されている地域の陸運局で行います。軽自動車は軽自動車検査協会が窓口になります。基本的にはナンバープレートに書いてあるエリアが届け出るべき陸運局です。
兵庫県内の廃車手続き窓口
神戸ナンバーの普通自動車の場合
| 名称 |
神戸運輸支局 |
| 対応ナンバープレート |
神戸 |
| 所在地 |
兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町34-2 |
| 電話番号 |
050-5540-2066 |
| 管轄区域 |
神戸市、尼崎市、明石市、西宮市、洲本市、芦屋市、伊丹市、西脇市、宝塚市、三木市、川西市、小野市、三田市、篠山市、丹波市、南あわじ市、淡路市、加東市、猪名川町、多可町 |
| 登録申請受付時間 |
8:45～11:45 / 13:00～16:00 |
| 休業日 |
土日祝・年末年始 |
姫路ナンバーの普通自動車の場合
| 名称 |
姫路自動車検査登録事務所 |
| 対応ナンバープレート |
姫路 |
| 所在地 |
兵庫県姫路市飾磨区中島字福路町3322 |
| 電話番号 |
050-5540-2067 |
| 管轄区域 |
姫路市、相生市、豊岡市、養父市、朝来市、加古川市、たつの市、赤穂市、高砂市、加西市、宍粟市、稲美町、播磨町、市川町、福崎町、神河町、太子町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 |
| 登録申請受付時間 |
8:45～11:45 / 13:00～16:00 |
| 休業日 |
土日祝・年末年始 |
神戸ナンバーの軽自動車の場合
| 名称 |
兵庫事務所 |
| 対応ナンバープレート |
神戸 |
| 所在地 |
兵庫県神戸市東灘区御影本町1-5-5 |
| 電話番号 |
050-3816-1847 |
| 管轄区域 |
神戸市・尼崎市・明石市・西宮市・洲本市・芦屋市・伊丹市・西脇市・宝塚市・三木市・川西市・小野市・三田市・丹波篠山市・丹波市・南あわじ市・淡路市・加東市・川辺郡・多可郡 |
| 登録申請受付時間 |
8:45～11:45 / 13:00～16:00 |
| 休業日 |
土日祝・年末年始 |
姫路ナンバーの軽自動車の場合
| 名称 |
兵庫事務所 姫路支所 |
| 対応ナンバープレート |
姫路 |
| 所在地 |
兵庫県姫路市飾磨区中島字福路町3313 |
| 電話番号 |
050-3816-1848 |
| 管轄区域 |
姫路市・相生市・豊岡市・加古川市・赤穂市・高砂市・加西市・養父市・朝来市・宍粟市・たつの市・加古郡・神崎郡・揖保郡・赤穂郡・佐用郡・美方郡 |
| 登録申請受付時間 |
8:45～11:45 / 13:00～16:00 |
| 休業日 |
土日祝・年末年始 |
廃車買取業者と中古車買取業者は一見、自動車を買取るという点では同じと思われがちです。しかし、その実態は大きく異なっています。
車の解体を伴う廃車手続きを「永久抹消登録」と呼びます。ここでは永久抹消登録に必要な書類を紹介します。
- 印鑑証明書・実印
※軽自動車は認印
- 車検証
- ナンバープレート（前後2枚）
- 移動報告番号と解体通知日の書かれた書類
- リサイクル券
- 自動車重量税還付申請書
- 個人番号カードまたは個人番号通知カードのコピー
- 手数料納付書（★）
- 永久抹消登録申請書（★）
- 自動車税・自動車取得税申告書（★）
永久抹消登録の手続きをするためには、届け出る前に車を解体したことを証明する書類が必要です。
上記のうち、車の解体業者からもらえる「移動報告番号と解体通知日の書かれた書類」が該当します。
「★」のついている「手数料納付書」「永久抹消登録申請書」「自動車税・自動車取得税申告書」は現地で入手できるので、それ以外は事前に用意しておきましょう。
どう進む？陸運局での廃車手続き
- 必要な書類を準備できたら、平日の午前中（8：45～11：45）もしくはお昼以降（13：00～16：00）に窓口へ行きましょう。
- 陸運局についたらまず、手数料納付書と永久抹消登録申請書を入手し、車検証や解体証明書を参考に、必要事項を記入します。
- 次に持参したナンバープレートを返納窓口で返納します。このとき、手数料納付書に「確認印」を押してもらいます。
- 必要事項を記入し、返納確認印をもらったら、事前に用意してきた書類一式と合わせて窓口に提出します。記入の漏れや間違いといった不備が無ければ、抹消登録完了です。
- 自賠責保険解約の手続きに必要な「登録事項等証明書」は、別途発行申請を行います。発行までに1ヶ月程度かかるので、廃車手続きと同じ日に申請しておきましょう。
- 発行されたらすぐに自賠責保険を解約しましょう。日が空いてしまうと、その期間の保険料が無駄になってしまいます。
- 廃車手続きが済んだら、陸運局と同じ敷地内にある「自動車税事務所」で自動車税の抹消申告を行いましょう。
- 「自動車税・自動車取得税申告書」を入手、必要事項を記入して提出すれば申告完了です。
- 申告翌月から年度末までの自動車税が返金されるほか、次年度以降は納付書も送られてこなくなります。
いくらかかる？廃車手続きの費用
廃車手続きそのものにかかる費用はありません。ただし、印鑑証明書の取得や現地までの移動を考えると、1,000円程度は用意しておきましょう。
廃車手続きが面倒！なら廃車買取業者に任せよう
いくつかの書類を用意して、平日の昼間に神戸もしくは姫路の窓口での手続きはめんどくさい、という方は、買取業者に廃車手続きも任せてしまいましょう。
業者側も廃車前提で車を買い取るので、手続きの代行手数料は発生せず、陸運局に良く手間が省けます。
